札幌のお店、カラクリブタイとクロスカウンターのスタッフブログです。

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♪心配すんな ロマンチックな男やからね 後に引きずるものはあれど 思いは常に前にあるぜ♪

俺の言葉にどれくらいのチカラがあるのか?

最近、たくさんの若者たちと話す機会が多い。
当然、仕事の一環なのだが毎回どぉーしても感情移入せずにはいられない。
大人の都合で振り回されていると言われても仕方のない世の中だと思う。
ベロンベロンで自分の仕事の重要さもわからないオッサン。
それらの責任や無能さを問われながらも決して辞せずに思い出作りでも楽しんでいるかのように振舞うオッサン。
あんなのがテッペンにいるんだから若者に向かって簡単に『努力しろ』なんて言える訳がない。

歩きつかれた様子の女子学生が深い溜息をついた。
ムダに高い天井を見上げながら「どぉーしたらいいんだろう?」と独り言呟いた。
その表情には計り知れない不安が。
自分の可能性にフタをされた気分であろう。
僕にはその姿を遠くから眺めることしか出来ない。
あとはせめて、僕の居るテーブルに彼女が訪れてくれたらと願うだけだった。

あと30分。
僕はテーブルの上のモノを少し片付け始めた頃、彼女は僕のテーブルの向かいに座った。
その表情は先程よりもっと疲れていて、その瞳には現実しか見えていないようにも見えた。
それでも、僕に気を使い興味深げに振舞おうとしていた。

(やめた)
いつもなら決まった話を決まった順番に話すのだが。
目の前で気丈に振舞う彼女に必要なのはそんなモノじゃない。
もっと違うモノ。

一体ナニを?
流されない強さ?
フェイント?
選球眼?
猫のかぶり方?
上手投げ?
あてはめるコツ?
流し打ち?
大人の喜ばせ方?
作り笑い?
あきらめること?

冗談じゃないよな。
肝心なことチットモ教えてくれない大人ばっかりだもんな。
『ガマンしろ』
『なれろ』
『仕方ないんだから』
何か言ったと思えばそんなことばっかりだもんな。

・・・・・・・・・。

(何が出来る?)

・・・・・・・・・。

(なにもできない)

・・・・・・・・・。

(とりあえず、冗談でも言え!少しでもこの雰囲気を変えろ!)

そぉー言い聞かせて僕はいきなり冗談ばかり話し始めた。
彼女は最初目を丸くしていたが少しずつ笑い始めた。

ノッてくると止まらない。
僕はありったけのバカ話でまくし立てた。
彼女は堪えきれず声を出して笑った。
満面の笑みだった。
子供みたいに素直な表情だった。

やがて周りのテーブルが片付け始められた。
僕はバカ話ついでに自分の失敗談や勇気を持って無謀な挑戦をした友人の話をした。
彼女はまた目を丸くした。
でも今度はすぐに真っ直ぐに僕の目を見て注意深く話を聞き始めた。

一通り話し終えたとき妙な「間」ができた。
そう。
こんな話をしたあとにどーやってまとめたらいいのか考えていなかったからだ。
(うーん・・・どーしよ)と考えていると。
『実はワタシ・・・やりたいことがあったんです』
彼女は照れくさそうに話し始めた。
『聞いてもらえますか?』
この言葉がこんなに素晴らしい響きの言葉だなんてしらなかったっつーくらいグッときた。
『モチロン!聞かせてくれ!』

それから彼女は自分がやりたい事、夢、目標を聞かせてくれた。
そして、それとは別に、いま自分の置かれている『現実』が不安でそれらをあきらめてでも探そうとしている『安定』や『普通』といった言葉の意味に反して実態のつかめないモノ、なにより同世代の人と足並みを揃えなくては・・・という思いも話してくれた。

・・・・・・。
僕は驚いた。
彼女は最初から全部わかってた。
ただ、あまりにまわりの景色がドンドン加速していくせいで上手く整理できてなかっただけだった。

「わかってるじゃねーか!」

僕は笑って。
彼女も笑って。

「また来ていいですか?」

彼女は笑って。
僕も笑って。

次の約束をする間もなく、僕のテーブルの片づけが始まった。
彼女は最初とは別人のように元気良く席を立ち、小さく頭を下げて僕の前から去っていった。

教えることなんてそんなにない。
導く必要なんてそんなにない。
俺の言葉にどれくらいのチカラがあるのか?なんて問題じゃない。

話して。
聞いて。
コレでいいのだ!

思ってるよりアイツラはヤル!
やっぱりシッカリもってるもんだ!
瞳の奥に希望。
ちっさくてもちゃんと光ってる希望。

いけね!
オレの希望は・・・・。
アレ?・・・・ナイ・・・・落とした?
どこだ?
あんな大事なもの落とすわけないよなぁ・・・
どっかにしまったような・・・実家かなぁ・・・・。

今週末、実家にでも帰ってみるか・・・。

寝る!




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2009.02.19 / Top↑
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